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【円満退職】うつ病・適応障害が限界な時の「退職の伝え方」|上司への言い方と診断書の活用法
- 心身が限界の時に、勢いで辞めて後悔しないための、円満退職に向けた4つの具体的なステップがわかります。
- 上司に退職の意思を伝える際の、具体的な会話の例文と、伝えるべきではないNGワードがわかります。
- あなたの状況を客観的に証明し、円満退職の強い味方となる「診断書」の重要性と活用法がわかります。
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大阪・阿倍野エリアで、うつ病や適応障害が限界で退職を決意したものの、「どう伝えればいいか分からない…」と悩んでいませんか?この記事では、トラブルなく円満に退職するための具体的な伝え方の手順と、上司に切り出す際の例文をLUMO+が解説します。
目次
はじめに:「辞めたい」でも、どう言えば…?退職の切り出し方という壁

「もう、心も体も限界だ。この会社を辞めよう」 そう固く決意したはずなのに、いざ上司の顔を思い浮かべると、言葉が喉につかえて動けなくなる。
「なんて言えば、分かってもらえるだろう」 「『甘えるな』と、引き止められたらどうしよう」 「会社に迷惑をかけてしまう…」
うつ病や適応障害で心身が限界に達している時、退職の意思を伝えるという行為は、途方もなく高い壁のように感じられますよね。その気苦労が、あなたの回復をさらに遅らせてしまうことさえあります。
この記事は、そんなあなたのための、「自分を守り、円満に退職する」ための具体的なガイドブックです。
なぜ、私たちは「辞める」と伝えるのが、これほど難しいのか

退職の意思を伝えるのが難しいのは、あなたが弱いからではありません。特に心身が不調の時は、いくつかの心理的なブレーキが働きやすくなります。
- 過剰な罪悪感:「迷惑をかけてしまう」 うつ病の特性の一つに、自分を責めやすいという思考の癖があります。「自分が辞めたら、周りに多大な迷惑がかかる」と過剰に感じ、言い出せなくなってしまいます。
- 拒絶への恐怖:「理解してもらえなかったらどうしよう」 「気の持ちようだ」「みんな辛いのは同じだ」と、あなたの一番辛い気持ちを否定されてしまうことへの恐怖が、口を重くさせます。
- 未来への不安:「辞めた後、どうなってしまうんだろう」 退職後の生活やキャリアへの不安が、現状への固執に繋がり、「辞める」という決断を鈍らせてしまうのです。
トラブル回避。円満退職に向けた、具体的な4つのステップ

感情的に「辞めます!」と伝える前に、冷静に、順序立てて準備を進めることが、円満退職の鍵です。
- ステップ1:【最優先】まず、心療内科・精神科を受診する 何よりも先に、専門医の診察を受け、客観的な診断をもらいましょう。そして可能であれば、**「休職や退職による療養が必要」といった内容の「診断書」**をもらってください。これは、あなたの状況を客観的に証明し、会社との交渉をスムーズに進めるための、最強の「お守り」になります。
- ステップ2:会社の就業規則を確認する 「退職の意思は、退職希望日の〇ヶ月前までに申し出ること」といったルールが、就業規則に定められています。円満に退職するためにも、このルールを確認しておきましょう。(法律上は2週間前で退職可能ですが、引き継ぎ等を考慮するのが一般的です)
- ステップ3:直属の上司に、アポイントを取る 同僚や先輩ではなく、まずは直属の上司に直接伝えるのが筋です。「ご相談したいことがあるので、15分ほどお時間をいただけないでしょうか」と、会議室など、他の人に聞かれない場所で話せるよう、事前にアポイントを取りましょう。
- ステップ4:退職届を準備・提出する 上司との相談で退職日が確定したら、会社の規定に沿った「退職届」を作成し、提出します。これで、正式な手続きは完了です。
【例文あり】上司への上手な伝え方と、NGワード

アポイントを取った上司に、どう切り出せばいいか。以下の例文を参考に、あなた自身の言葉で伝えてみましょう。
【切り出し方の例文】 「お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。突然のご報告で大変申し訳ないのですが、一身上の都合により、退職させていただきたく、ご相談にまいりました。」
【理由を聞かれた時の答え方】 「(もし診断書がある場合)実は、以前から心身の不調が続いており、先日医師に相談したところ、うつ病(適応障害)と診断されました。医師からも、一度治療に専念した方が良いとの助言があり、大変心苦しいのですが、退職を決意いたしました。」
【ポイント】
- 会社の不満は言わない: 人間関係や待遇への不満を理由にすると、話がこじれる原因になります。「一身上の都合」または「治療への専念」と、簡潔に伝えましょう。
- 曖昧な言葉は避ける: 「辞めようか迷っていて…」といった曖昧な伝え方は、強い引き止めにあう可能性があります。「退職を決意しました」と、明確な意思表示をすることが大切です。
- 診断書を提示する: 診断書は、「あなたの個人的な感情」ではなく、「医学的な判断」であることを示す客観的な証拠です。これがあることで、上司も納得しやすくなります。
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まとめ:大阪阿倍野で、自分を守るための「次の一歩」を

うつ病や適応障害が限界の時に「退職」を決断することは、決して「逃げ」ではありません。 これ以上、あなたの心が壊れてしまわないように、自分自身を守るための、勇気ある「戦略的撤退」です。
そして、しっかりと休み、心と体のエネルギーを充電した後に、またあなたらしく輝ける場所を探せば良いのです。
就労移行支援施設LUMO+は、大阪の天王寺駅からも近い阿倍野にあります。私たちは、あなたが無事に退職し、安心して療養生活を送り、そしてココロと身体の健康に最大限配慮しながら次のステップに進めるよう、あなたの「辞めた後」の人生を、徹底的にサポートします。
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