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【強迫性障害(OCD)と仕事】「確認行為」で悩むあなたへ|原因・対策・就労支援を徹底解説
- 強迫性障害(OCD)の症状や原因、そしてなぜ「確認行為」がやめられなくなるのか、その仕組みがわかります。
- 仕事での確認行為を減らすための、今日からできる具体的な対策や、専門的な治療法についての知識がわかります。
- 大阪阿倍野のLUMO+が、強迫性障害と付き合いながら、安心して働くためにどう支援するかがわかります。
大阪・阿倍野エリアで、強迫性障害(OCD)の「確認行為がやめられない」と仕事で悩んでいませんか?その原因から、具体的な対策、専門的な治療法、そしてLUMO+の就労支援までを徹底解説。一人で抱え込まず、安心への一歩を踏み出しましょう。
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目次
はじめに:「何度も確認しないと不安…」それは強迫性障害(OCD)かもしれません

「メールを送る前に、宛先や内容を10回以上確認してしまう」 「会社の戸締りをしたか不安で、何度も戻ってしまう」 「自分のせいで重大なミスが起きるのではないかという恐怖が、頭から離れない」
このような「確認行為」がやめられず、仕事が時間内に終わらなかったり、心身ともに疲れ果ててしまったりしていませんか?
その尽きることのない不安と「〜しなければならない」という感覚は、あなたの性格や心配性といった言葉で片付けられるものではなく、**強迫性障害(OCD)**という治療や対策が可能な状態かもしれません。この症状は、海外の有名人が公表するなど、特別なことではありません。一人で抱え込まず、まずは正しく知ることから始めましょう。
強迫性障害(OCD)とは?その症状・原因を理解する

強迫性障害(OCD)は、不安障害の一種です。その症状は、主に「強迫観念」と「強迫行為」の2つから成り立っています。
- 強迫観念: 自分の意思とは無関係に、頭に繰り返し浮かんでくる不合理な考えやイメージ。強い不安や不快感を引き起こします。(例:「鍵を閉め忘れたのではないか」「手が汚れているのではないか」)
- 強迫行為: 強迫観念による不安を打ち消すために行う、過剰な繰り返し行動。一時的に安心しますが、根本的な解決にはならず、むしろ症状を悪化させる悪循環に陥ります。(例:何度も鍵を確認する、過剰に手を洗う)
【症状チェック】 もしかして?と思ったら(※医学的な診断ではありません) □ 不合理だとわかっていても、特定の考えが頭から離れない □ 何度も同じことを確認しないと、強い不安に襲われる □ ドアノブや手すりなどが汚れているように感じ、触れない □ 物の配置や左右対称に、過度にこだわってしまう □ 確認行為に1日1時間以上かかり、生活や仕事に支障が出ている
原因は一つではなく、脳内の神経伝達物質(セロトニンなど)のバランスの乱れや、強いストレス、発達障害の特性などが複雑に関係していると考えられています。
どうすれば楽になる?専門機関での診断と主な治し方

強迫性障害の症状を和らげ、乗り越えていくためには、専門家のサポートが不可欠です。
- どこに相談すればいい? まずは精神科や心療内科を受診し、専門医に相談しましょう。あなたの症状や状況に合わせた診断と治療方針を提案してくれます。
- 主な治し方(治療法) 専門機関では、主に以下の2つの治療法を組み合わせて行います。
- 薬物療法: 脳内のセロトニンに働きかける薬(SSRIなど)を使い、不安やこだわりの強さを和らげる方法。
- 精神療法(認知行動療法): 不安やこだわりの原因となる考え方の癖を修正したり、「確認しなくても大丈夫」という体験を積んだりする**「曝露反応妨害法(ERP)」**が、特に効果的とされています。
- 障害者手帳はもらえる? 症状によって日常生活や社会生活に著しい支障が出ていると医師が判断した場合、精神障害者保健福祉手帳の申請対象となる可能性があります。手帳があると、様々な福祉サービスや障害者雇用枠での就労といった選択肢が広がります。
【本題】仕事での「確認行為」を減らし、安心して働くための具体的な対策

医療機関での治療と並行して、職場での困難を減らすための具体的な工夫を取り入れることが、安定した就労への鍵となります。
- 対策1:仕事の進め方を「仕組み化」する 記憶力や意志力に頼るのをやめ、「これさえやれば大丈夫」という仕組みを作りましょう。
- チェックリストの活用: 「メール送信前チェックリスト」「退勤前戸締りチェックリスト」などを作成し、一つずつ指差し確認する。
- 業務プロセスの標準化: 作業手順をマニュアル化し、誰がやっても同じ結果になるようにする。
- 対策2:不安と上手に付き合う練習をする 「確認したい」という衝動が起きても、すぐに行動せず、「まずは5分だけ我慢してみよう」と意識的に行動を遅らせてみましょう。これを繰り返すことで、不安は時間と共に自然に弱まっていくことを脳が学習します。これは曝露反応妨害法(ERP)の考え方に基づいています。
- 対策3:強迫性障害の特性を活かせる仕事・職場環境とは 過剰な確認行為は、裏を返せば「正確性」「几帳面さ」「責任感の強さ」の表れです。これらの特性は、経理、校正、品質管理、データ入力といった、精密さが求められる仕事で大きな強みになる可能性があります。
就労移行支援LUMO+が、あなたの「働く」を具体的にサポートします

大阪阿倍野の就労移行支援事業所LUMO+では、医療機関が「治療」を担うのに対し、**「働き続けるためのスキルと環境作り」**を専門的にサポートします。
- 模擬職場での実践練習 LUMO+という安心できる環境で、チェックリストの活用法や、確認行為を減らす練習(ERP)などを、専門スタッフのサポートのもとで実践的にトレーニングできます。
- 自己分析と企業研究 あなたの特性が「強み」として活かせるのはどんな仕事か、どんな職場環境なら安心して働けるかを、一人ひとりに合わせた個別支援で一緒に探します。
- 運動プログラムによる不安の軽減 ココロと身体の健康に最大限配慮するLUMO+では、運動プログラムも導入。適度な運動は、強迫症状の背景にある不安感を和らげるのに非常に効果的です。
まとめ:大阪阿倍野で、強迫性障害の悩みから解放され、あなたらしく働く

仕事での「確認行為」がやめられず、終わりなき不安に苦しんでいるあなたは、決して一人ではありません。強迫性障害(OCD)は、正しい知識と専門的なサポートがあれば、必ず乗り越えていける課題です。
就労移行支援施設LUMO+は、大阪の天王寺駅からも近い阿倍野にあり、アクセスも便利です。私たちは、あなたの苦しみに深く寄り添い、あなたが安心して、そしてあなたの強みを活かして働ける未来を、全力でサポートします。
もう自分を責めるのは終わりにしませんか。その一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。
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