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【聴覚過敏】職場の電話や雑音が辛いあなたへ。仕事に集中するための具体的な対策と伝え方
- なぜHSPや発達障害の特性があると、職場の「音」が人一倍辛く感じてしまうのか、その理由がわかります。
- イヤーマフや耳栓以外にもある、仕事の集中力を取り戻すための具体的な対策がわかります。
- あなたの「音の辛さ」を上司や同僚に伝え、必要な配慮をお願いするための、具体的な伝え方が例文付きでわかります。
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大阪・阿倍野エリアで、HSPや発達障害の特性から「聴覚過敏」に悩み、職場の電話や雑音が原因で仕事に集中できない…そんな辛さを抱えていませんか?この記事では、今すぐできる具体的な対策と、上司や同僚に理解を求めるための上手な伝え方をLUMO+が解説します。
目次
はじめに:「うるさくて、仕事にならない…」見えない音との闘い

隣の人の電話の声、キーボードを叩く音、周りの人のひそひそ話…。 他の人は誰も気にしていない、ごく普通の「職場の音」。
それらが、あなたにとっては耐え難い「騒音」に聞こえ、頭がガンガンしたり、心臓がドキドキしたりして、全く仕事に集中できない。
そんな「聴覚過敏」の症状に、一人で苦しんでいませんか? 「気にしすぎ」「神経質だ」と周りから思われるのが怖くて、誰にも相談できずに、ただひたすら耐え続けている。その辛さは、本当に過酷なものだと思います。
しかし、その悩みは、あなたの「我慢」が足りないからではありません。
なぜ、あなただけ「音」が辛いのか?聴覚過敏の正体

聴覚過敏は、HSP(人一倍繊細な人)や発達障害(特にASD)の特性の一つである「感覚過敏」の症状です。脳の機能的な特性により、音を処理するプロセスが、他の人とは少し異なっています。
- 音のフィルター機能が弱い 多くの人の脳は、必要な音(人の呼びかけなど)と、不要な音(雑音など)を無意識にフィルタリング(選別)しています。しかし、聴覚過敏の特性があると、このフィルターがうまく機能せず、あらゆる音が同じボリュームで脳に流れ込んできます。
- 脳が常に情報処理過多の状態 全ての音を拾ってしまうため、脳は常に情報処理に追われ、エネルギーを大量に消費します。その結果、仕事に必要な思考や判断に使うエネルギーが残っておらず、集中力の低下や、極度の疲労に繋がるのです。
これは、生まれ持った脳の特性であり、「気合」や「慣れ」で解決する問題ではありません。
今すぐできる!仕事に集中するための、具体的な4つの対策

あなたの脳を、不要な音の刺激から守るための、具体的な工夫をご紹介します。
- 対策1:物理的に「音」を遮断する 最もシンプルで効果的な方法です。
- ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンやヘッドホン: 音楽を流さなくても、周りの雑音を大幅にカットしてくれます。
- デジタル耳栓: 環境音はカットしつつ、人の声は聞こえるように設計されたものもあります。
- イヤーマフ: 遮音性が非常に高いですが、見た目が目立つため、職場で使用可能か確認が必要です。
- 対策2:「音」で「音」をマスキングする 不快な雑音を、心地よい音でかき消す(マスキングする)方法です。
- 例: イヤホンで、歌詞のないヒーリングミュージックや、川のせせらぎなどの環境音(ホワイトノイズ)を小さな音で流す。
- 対策3:仕事をする「場所」や「時間」を工夫する もし可能であれば、物理的に音の少ない環境で仕事ができないか、試してみましょう。
- 例: 職場の空いている会議室や、隅の席で作業させてもらえないか相談する。
- 例: フレックスタイム制度があるなら、電話が少ない早朝や夕方の時間帯に集中して作業する。
- 対策4:定期的に「無音」の休憩を取る 疲れを感じたら、5分でもいいので、一人になれる静かな場所(休憩室やトイレの個室など)に行き、耳と脳を休ませてあげましょう。
【例文あり】「音の辛さ」を、職場に上手に伝える方法

職場に理解や配慮を求めることは、長く働き続けるために非常に重要です。感情的に「うるさいです」と訴えるのではなく、具体的な事実と、必要な配慮をセットで伝えましょう。
【上司への伝え方 例文】 「ご相談があるのですが、私には聴覚過敏という特性があり、周囲の物音が人一倍大きく聞こえてしまい、仕事への集中が難しい時があります。もし可能であれば、業務に集中したい時間帯に、ノイズキャンセリングイヤホンを使用させていただくことは可能でしょうか。業務上の呼びかけなどには、すぐに気づけるよう配慮いたしますので、ご検討いただけますと幸いです。」
このように、「なぜ困っているのか(原因)」と「どうしてほしいのか(具体的な対策)」を冷静に伝えることで、上司も「合理的配慮」として、前向きに検討しやすくなります。
おすすめ記事:<【HSP・聴覚過敏】職場の騒音対策、最終手段は「イヤーマフ」?大阪LUMO+の防音仕事術>
まとめ:大阪阿倍野で、「音に邪魔されない働き方」を見つけよう

職場の「音」が辛いのは、あなたの我慢が足りないからではありません。あなたの脳が、人よりも多くの情報を、一生懸命処理している証拠です。
自分を責める必要はありません。あなたに必要なのは、自分を守るための「知識」と「工夫」、そして周りに理解を求める「少しの勇気」です。
就労移行支援施設LUMO+は、大阪の天王寺駅からも近い阿倍野にあります。私たちは、あなたの「感覚の特性」を深く理解し、ココロと身体の健康に最大限配慮しながら、あなたが安心して仕事に集中できる環境作りを、全力でサポートします。
「音」との闘いを、今日で終わりにしませんか。
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