アンケートを記入する手元

コラム

お役立ち情報を発信しています

就労継続支援A型とは?仕事内容や利用方法をわかりやすく解説

障がいや病気があると、一般企業での就労が難しいことがあります。しかし、適切な支援があれば働ける環境を整えることが可能です。就労継続支援A型は、雇用契約を結びながら働ける福祉サービスの一つで、一定のサポートを受けながら安定した収入が得られます。

本記事では、就労継続支援A型の概要やB型との違い、仕事内容、利用方法について詳しく解説します

就労継続支援A型とは?

就労継続支援A型は、障がいや難病を抱える人が雇用契約を結び、一定の支援を受けながら働ける福祉サービスです。一般就労が難しい方が、職業訓練や働く機会を得ることを目的としており、利用者は基本的に最低賃金以上の給与を得られます。また、社会保険への加入が義務付けられています。

障がいのある人の働き方には「一般就労」と「福祉的就労」があり、就労継続支援A型は福祉的就労の一つです。福祉的就労にはA型とB型があり、A型は雇用契約を結ぶ点が特徴です。

就労継続支援B型との違い

類似の就労支援サービスに「就労継続支援B型」があります。主な違いは以下のとおりです。

・雇用契約の有無:A型は雇用契約があり、B型は契約がない
・対象者:A型は就労経験がある方や特別支援学校卒業後の就労が難しい方が対象。B型は高齢や体力面の問題などで一般就労が難しい方が多い
・報酬形態:A型は最低賃金以上の給与を受け取れるが、B型は工賃制で最低賃金以下になる場合もある
・利用者数:A型は約7.2万人、B型は約26.9万人と、B型の方が利用者が多い

就労継続支援A型の仕事内容

A型事業所では、利用者の特性や能力に合わせた業務が用意されており、職場体験や指導を受けながら働けます。仕事内容は事業所ごとに異なりますが、以下のような業務が一般的です。

・食品製造:パンやお菓子の製造、仕分け作業など
・飲食業務:カフェやレストランでの調理補助や接客
・事務作業:データ入力や書類整理
・IT関連:Webサイト制作や画像編集
・軽作業:車部品の加工、梱包、シール貼り
・清掃業務:オフィスや施設内の清掃
・配送作業:荷物の仕分けや配達業務

A型事業所では、利用者が無理なく働けるように業務量を調整し、サポートを受けながらスキルを身につけられます。

就労継続支援A型の利用方法

就労継続支援A型の対象者は、身体・知的・精神障がい(発達障がいを含む)や病気を持ち、一般企業での就労が困難な人です。原則として18歳から64歳までが対象ですが、65歳になる前に障がい福祉サービスを利用していた場合、継続利用が可能です。

利用の流れは以下のとおりです。

1.主治医に相談し、働ける状態か確認する
2.A型事業所を探す(市区町村の福祉窓口、ハローワーク、インターネットなど)
3.見学や体験を経て、希望の事業所を選ぶ
4.事業所の選考を受ける(履歴書提出や面接)
5.自治体の障がい福祉窓口で受給者証を申請する
6.受給者証の発行後、正式にA型事業所で働き始める

受給者証の発行には申請から約2ヵ月かかることがあるため、事業所探しと並行して申請を進めるのが望ましいでしょう。

まとめ

就労継続支援A型は、障がいや病気がありながらも、適切な支援を受けながら働ける福祉サービスです。一般就労が難しい方でも、雇用契約を結んで働くことができ、最低賃金以上の給与を受け取れる点が特徴です。利用を希望する場合は、まず主治医や自治体の福祉窓口に相談し、自分に合った事業所を見つけましょう。

LUMO+は、ひとりひとりの「できるを増やす」をテーマにした就労支援施設です。就職に役立つ実用的なスキルから、メンタルを含めた体調管理方法まで学べるプログラムを通してできることを増やし、自分らしく働ける状態に導きます。また、障がいに理解のある職場で働く機会も提供しています。お気軽にお問い合わせください。

支援員が二人三脚でサポートお気軽にご相談ください

フォームでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

06-6770-5283

(月〜土 9:00~18:00)

LUMO+阿倍野事業所

大阪府大阪市阿倍野区天王寺町南2-1-6 ヴェルデ阿倍野1F

Googleマップで見る